米国UCLAのスタートアップ企業Equatic、海洋中CO2を直接回収し水素を製造する実証プラントをシンガポールに建設

2024年03月18日

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[Equaticプレスリリース:2024年2月27日発表]

米国のカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)とそのスタートアップ企業であるEquaticは、海洋中CO2を直接回収し、カーボンネガティブ水素を製造できる実証プラント「Equatic-1」をシンガポールのTuas地区に建設することを発表しました。この実証プラントは1基あたり1トン/日のCO2を回収可能で、最終的には10基のプラントを導入し、10トン/日のCO2を回収、300kg/日の水素を製造できるとしています。

この実証は、2023年にロサンゼルスとシンガポールで実施したパイロットシステムが成功したことを受けた進展です。

このプラントでは、電気分解を使用して、隣接する海水淡水化プラントから海水に電流を流し、化学反応を起こして水を成分である水素と酸素に分解すると同時に、溶存CO2を固体のカルシウムおよびマグネシウムベースの材料として少なくとも10,000年間安全に固定するとしています。米国エネルギー省のエネルギー高等研究計画局(ARPA-E)の支援を受けてEquaticが開発した酸素発生選択性を有するアノードを採用し、好ましくない塩素ガスの生成を排除しながらカーボンネガティブ水素を製造可能としています。

Equatic-1は二段階に分けて建設される計画であり、2024年3月から始まる第1段階では2024年後半までに1基を設置し、1日あたり1トンのCO2を除去する計画となっています。2025年初頭にはさらに9基のモジュールを設置し、第二段階では合計10基が稼働する計画です。

詳細は以下をご覧ください。

Equaticによるプレスリリース

https://www.equatic.tech/articles/equatic-unveils-plans-for-the-worlds-largest-ocean-based-carbon-removal-plant

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https://newatlas.com/energy/equatic-ocean-based-co2-removal-plant-singapore/