米国イリノイ州議会、CCS関連規制法案が両院で可決、成立

2024年06月05日

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米国イリノイ州のCCSに関連する規制を制定する法案Senate Bill 1289:Safety and Aid for the Environment in Carbon Capture and Sequestration Act (通称、SAFE CCS Act)がイリノイ州議会の両院で可決され成立しました。

同法の規定における注目点としては、以下が挙げられます。
• 米国連邦政府のパイプラインおよび危険物安全管理局(PHMSA)がパイプラインによるCO2の安全な輸送を強化することを目的としたパイプライン安全規則の最終改訂を採択するまで、CO2パイプライン許可を停止するモラトリアムを規定(この期間は最長で2026年6月1日までの2年間)
• 石油・ガスの増進回収(EOR/EGR)目的でのCO2圧入の禁止
• 圧入終了後のサイト管理期間(圧入停止後のモニタリング継続が必要な期間)は30年

詳細は以下をご覧ください。

イリノイ州議会サイトにおけるSenate Bill 1289の概要

https://www.ilga.gov/legislation/billstatus.asp?DocNum=1289&GAID=17&GA=103&DocTypeID=SB&LegID=145538&SessionID=112

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