Climeworks、コスト半減可能な第3世代DAC技術を発表

2024年06月11日

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DAC技術を開発するスイスのClimeworksは、メガトン規模まで拡張可能な最新の第3世代DAC技術を開発したと発表しました。この新たなDAC技術は、まず米国で導入され、その後、世界に展開する計画としています。

第3世代DACの技術と設計は、過去5年間にわたり開発・検証され、2024年6月にスイス最大のDAC試験施設で初めてフルスケールで実装されたとしています。大規模試験では、新たなCO2フィルターシステムとプロセス構成により、効率と性能が飛躍的に進歩したことが確認されました。具体的には、モジュールあたりのCO2回収能力が2倍になり、消費エネルギーとコストは50%削減されます。

第3世代DACのコストは、2030年までに回収CO2 1トンあたり250~350米ドルとし、純除去量 1トンあたり400~600米ドルを達成することを目指すとしています。

詳細は以下をご覧ください。

Climeworksによるプレスリリース
https://climeworks.com/press-release/next-gen-tech-powers-climeworks-megaton-leap

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