電源開発、オーストラリアdeepC Store、AzuliとGHG貯留鉱区の共同検討契約締結
2024年08月26日
電源開発(J-Power)は、オーストラリアのボナパルト盆地及びブラウズ盆地におけるGHG貯留鉱区の探査許可を獲得したdeepC Store Pty Ltd及びAzuli (Australia) Pty Ltdとの間で、戦略的パートナーシップに向けた共同検討契約を締結したことを発表しました。
このパートナーシップを通じて、日本およびオーストラリアとその周辺地域で排出されるCO2を分離回収し、オーストラリアで貯留するプロジェクトの商用化に取り組んでいくとしています。
オーストラリア連邦政府による入札を通じて、deepC StoreとAzuliは、オーストラリア沖合で2つのGHG貯留鉱区(GHG23-1およびGHG23-2)を対象とする探査許可を獲得しています。J-Powerは、10億トンのCO2貯留ポテンシャルを有するこれらのGHG貯留鉱区を共同で開発するプロジェクトに参画します。本プロジェクトでは、日本、オーストラリアおよび周辺地域のCO2排出源で液化CO2(LCO2)を引き取り、船舶でオーストラリア沖合の浮体式貯留圧入施設(FSI)に輸送して貯留するバリューチェーンを開発する計画です。
この度締結した共同検討契約の内容は以下の通りとなっています。
1. オーストラリア政府の許可条件に準拠したGHG貯留鉱区の開発
2. 日本およびオーストラリアのCO2排出削減目標に貢献するためのCCS事業開発の加速化
3. CCSバリューチェーンを形成するLCO2船舶輸送、FSI、CO2貯留層の構築
4. J-Powerによる、本プロジェクトの初期段階である共同検討への資金拠出および合弁事業参画の権利取得
詳細は以下をご覧ください。
J-Powerによるプレスリリース
https://www.jpower.co.jp/news_release/2024/08/news240807.html
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https://www.reuters.com/business/energy/japans-j-power-partners-with-australias-carbon-capture-developers-2024-08-07/