カナダDeep Sky、DAC研究施設の建設場所にアルバータ州Innisfailを選定

2024年08月27日

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カナダのDAC開発会社Deep Skyは、CO2除去技術の商業化にむけた研究施設Deep Sky Labsを建設する場所として、アルバータ州Innisfailを選定したことを発表しました。
 
周辺には太陽光発電所や廃棄物発電プラントなど、他のグリーンプロジェクトが提案されているエリアとなります。エンジニアリングと設計は大手エンジニアリング会社BBAと提携しており、間もなく建設が開始されるとしています。この施設は今年の冬には稼働開始し、さまざまなコンセプトのDAC技術を最大10種類同時に試験でき、年間3,000トン、10年間で30,000トンのCO2を回収する能力があります。また、将来の拡張の余地もあります。
 
既に次の8つ企業によるDAC技術が参加することが決まっています:Airhive、Avnos、Phlair (旧 Carbon Atlantis)、Greenlyte Carbon Technologies、Mission Zero、NEG8 Carbon、Skyrenu、Skytree
 
回収したCO2は、Deep Skyの貯留パートナーであるBison Low Carbon Venturesが運営するMeadowbrook Carbon Storage Hub施設(Sturgeon County)の既存の坑井にトラック輸送されます。Labsで回収されるCO2全量を処理できる専用の圧入井があるとしています。
 
詳細は以下をご覧ください。
 
Deep Skyによるプレスリリース
https://www.deepskyclimate.com/blog/deep-sky-to-build-worlds-first-carbon-removal-innovation-commercialization-centre-deep-sky-labs-in-innisfail-alberta
 
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https://www.design-engineering.com/alberta-sees-worlds-first-carbon-removal-innovation-commercialization-centre-1004043464/