EniとSnam、イタリアRavenna CCSプロジェクトでCO2圧入開始

2024年09月26日

記事カテゴリ:

イタリアの石油・ガス会社Eniと天然ガスサービス企業Snamは、両社が設立したCCSを目的とする合弁事業の枠組みにおいて、Ravenna CCSプロジェクト(フェーズ1)の貯留層へのCO2圧入を開始したことを発表しました。
 
Ravenna CCSプロジェクトのフェーズ 1では、イタリアRavenna市のCasalborsettiに位置するEniの天然ガス処理プラントから年間約25,000トンのCO2を回収、輸送、貯留する計画です。回収されたCO2は、転用されたガスパイプラインを通じて沖合のPorto Corsini Mare Ovestプラットフォームに輸送され、3,000メートルの深さのPorto Corsini Mare Ovest枯渇ガス田に圧入、貯留されます。Ravenna CCSプロジェクトは、すべての電力を再生可能エネルギーから調達しています。
 
同プロジェクトのフェーズ2では、2030年までに年間最大400万トンのCO2が貯留可能となる計画です。
 
詳細は以下をご覧ください。
 
Eniによるプレスリリース
https://www.eni.com/en-IT/media/press-release/2024/09/eni-snam-launch-ravenna-css-italy-s-first-carbon-capture-storage-project.html
 
関連ニュース
https://www.rigzone.com/news/enisnam_jv_starts_co2_injection_for_ravenna_ccs_project-05-sep-2024-178010-article/