ADMのClass VI圧入井に違反、米国EPAが是正措置を命令

2024年09月27日

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米国環境保護庁(EPA)は、イリノイ州DecaturでArcher Daniels Midland Co.(ADM)が実施するIllinois Industrial CCSとして知られるCO2圧入プロジェクトに対し、Safe Drinking Water Act違反の疑いでADMに執行命令案(proposed enforcement order)を発行し、地下の飲料水源を保護する措置を講じるよう命じました。EPAは、圧入流体がおよそ5,000 フィートの深さの許可されていない領域に移動し、ADM社がClass VI許可に違反したと主張していますが、EPAが確認した情報では、その地域の飲料水に対する脅威は示されていないとしています。
圧入流体の移動は、ADMの監視井の1つに腐食により穴が開いたために発生したもので、許可されていない区域への圧入流体の移動は、UIC Class VIに基づく許可およびADMの操業許可に違反している疑いがあるとしています。EPAはまた、ADMがClass VI圧入井の許可に従ったモニタリングを実施していなかったとも主張しています。
 
詳細は以下をご覧ください。
 
EPAによるプレスリリース
https://www.epa.gov/newsreleases/epa-announces-proposed-order-requiring-archer-daniels-midland-co-take-actions-ensure
 
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https://www.chicagotribune.com/2024/09/17/adm-carbon-dioxide-leak/