中部電力とINPEX、名古屋港から豪州北部準州へのCO2越境輸送にむけた共同検討
2024年11月05日
中部電力とINPEX Browse E&P Pty Ltd(IBEP)(INPEXの100%子会社)は、名古屋港から豪州・北部準州沖合のボナパルト堆積盆地(Bonaparte Basin)までのCCSバリューチェーン構築に向けた共同検討の実施に係る合意書を締結したと発表しました。
この合意書に基づき、両社は、名古屋港周辺で排出されるCO2を回収し、豪州北部準州のボナパルト堆積盆地へ船舶輸送するための実現可能性調査を実施するとしています。
INPEXは、TotalEnergies CCS AustraliaおよびWoodside Energyと共同で豪州北部準州の北西沖合ボナパルト堆積盆地にてGHGアセスメント鉱区を2022年に取得し、INPEXがオペレーターとして操業するイクシスLNGプロジェクトのCO2排出量削減を目的にCCS事業の検討を行っており、2030年頃の圧入開始を目指しています。また、豪州北部準州政府が計画するダーウィンCCUS2ハブ構想に資することも期待されています。
また、中部電力は、名古屋港周辺の脱炭素化支援として、名古屋港周辺で排出されるCO2を回収し、貯留や有効活用を行うCCUS事業の調査を進めています。
詳細は以下をご覧ください。
中部電力によるプレスリリース
https://www.chuden.co.jp/publicity/press/1214742_3273.html
INPEXによるプレスリリース
https://www.inpex.co.jp/news/2024/20241021.html
関連ニュース
https://www.gasworld.com/story/inpex-and-chubu-target-japan-australia-ccs-value-chain/2145682.article/