INPEX、欧州におけるCCS事業へ初参入

2024年12月26日

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INPEXは、ノルウェー現地法人INPEX Idemitsu Norge AS(IIN)を通じて、Sval Energi AS(Sval)が保有するCCS探査ライセンスである「EXL 007」におけるCCSプロジェクト運営会社Trudvang CCS(Trudvang)の持分40%のうち30%を取得することに合意し、譲渡契約を締結したことを発表しました。
 
Trudvangが運営するTrudvang CCSプロジェクトへの参入は、INPEXにとって初の欧州におけるCCS事業への参入になります。Trudvang CCSプロジェクトは、累計2億トン以上のCO2貯留を見込む大規模CCS事業であり、同プロジェクトが対象とする「EXL007」ライセンスは北海北部に位置し、その約15キロメートル西方には20年以上のCO2圧入実績のある Sleipner CCSプロジェクトが存在しています。同プロジェクトが対象とする圧入層は、Sleipner CCSプロジェクトの圧入層と同一であり、長期間安定した圧入が可能と考えられています。
 
権益譲渡前後の持分比率は以下の通り:
(権益譲渡前)Sval(オペレーター)40%、Vår Energi ASA 30%、Storegga Norge AS 30%
(権益譲渡後)Vår Energi ASA(オペレーター)40%、Storegga Norge AS 30%、IIN 30%
 
詳細は以下をご覧ください。
 
INPEXによるプレスリリース
https://www.inpex.co.jp/news/2024/20241212.html
 
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https://carbonherald.com/inpex-enters-european-ccs-market-by-joining-norways-trudvang-project/