米国DOE、CO2輸送のFEED調査への資金提供の実施(600万ドル)と計画(最大4,800万ドル)を発表

2024年12月26日

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米国エネルギー省(DOE)の化石エネルギー・炭素管理局(FECM)は、陸上の産業施設および発電所からテキサス州海域の沖合の安全な地層貯留サイトへのCO2の輸送を調査するプロジェクト1件を選定し600万ドルを拠出することを発表しました。
 
選定されたプロジェクトは、Aves CCS JV(Repsol、Carbonvert、三井物産の子会社MEPLCSによる合弁会社)がCorpus of Christi港周辺の産業施設および発電所を含む複数のCO2発生源を近傍の沖合CO2貯留サイトに接続するモジュール式のオープンハブ輸送ネットワークの開発の実現可能性を評価するためのFEED調査を実施します。このプロジェクトは、テキサス州の海域にあるMustang IslandとPort Aransas Northの区域におけるpre-FEED調査と詳細なサイト特性評価活動に基づいています。
 
この他に、DOEは、CO2発生源を地中保留またはCO2利用により付加価値製品に変換するプラントに接続する地域CO2輸送ネットワークを支援するために最大4,800万ドルの資金を提供する計画を発表しました。
 
産業施設や発電所から回収されたCO2、およびDACにより回収されたCO2は、パイプライン、鉄道、トラック、はしけ船(barges)、船舶など、あらゆる輸送手段の組み合わせで輸送できます。FEED調査には、必要に応じて、代替ルートと適用可能な安全緩和策を特定するための意見を求めるコミュニティエンゲージメントが含まれます。
 
詳細は以下をご覧ください。
 
US DOEによるプレスリリース
https://www.energy.gov/fecm/articles/doe-invests-6-million-design-onshoreoffshore-carbon-dioxide-transport-system
 
関連ニュース
https://carbonherald.com/doe-to-spend-6m-on-onshore-offshore-co2-transport-project/