英国enfinium、廃棄物発電施設に新たに2件のCCSパイロットプラント計画
2025年03月19日
英国の大手廃棄物発電事業者であるenfiniumは、Ferrybridge-1施設に現在設置しているCCSパイロットプラントを、2025年4月にWest YorkshireからParc Adferに移転することを発表しました。Parc Adferに移転するパイロットプラントは、クリーンテクノロジー企業であるKanadevia Inovaにより設置・運営されます。この施設は、英国政府のTrack-1 HyNet Expansionプログラムを通じた助成金の候補となっており、今後数カ月以内に資金を得ることが期待されています。
その後、Ferrybridgeには新たに別のCCSパイロットプラントが設置されることも明らかにしています。Ferrybridgeに設置されるパイロットプラントは英国のテクノロジー企業Nuadaにより設置されます。Nuadaは真空スウィングプロセスを用いた金属有機構造体(MOF)によるCO2回収技術を開発しています。
両方のパイロットプロジェクトは最低6カ月間実施され、英国の6つの廃棄物発電(EfW)施設にCCSを展開するというenfiniumの目標に貢献するとしています。
詳細は以下をご覧ください。
enfiniumによるプレスリリース
https://enfinium.co.uk/enfinium-announces-next-phase-of-carbon-capture-technology-programme-trialling-next-generation-british-technology-and-accelerating-carbon-capture-in-wales/
関連ニュース
https://carbonherald.com/enfinium-unveils-next-phase-of-carbon-capture-program/