Northern Lights、Phase 2の最終投資決定
2025年04月15日
ノルウェーの大規模CCSプロジェクトNorthern Lightsは、輸送・貯留量を年間150万トンから最低500万トンに拡張するPhase 2の建設工事の最終投資決定(FID)を実施したことを発表しました。このFIDは、スウェーデンのエネルギー会社Stockholm Exergiとの商業契約に基づいており、年間最大90万トンのバイオ起源CO2の越境輸送と貯留が実施されます。
Phase 2に含まれる新たなインフラには、追加の陸上貯蔵タンク、ポンプ、新たな桟橋と圧入井、多くのCO2輸送船が含まれます。拡張工事は2028年後半に完了し、運転可能となる計画です。
Northern Lights JVのEquinor、Shell、TotalEnergiesによる投資額は75億ノルウェークローネであり。これには、2024年6月に欧州委員会が承認した、Connecting Europe Facility for Energy(CEF Energy)資金提供スキームからの1億3,100万ユーロの補助金が含まれます。
また、Stockholm Exergiとの商業契約は、大規模なBECCSプロジェクトを実施するStockholm Exergiと、2028年から15年間にわたり、年間最大90万トンのバイオ起源CO2排出を貯留するものです。
詳細は以下をご覧ください。
Northern Lightsによるプレスリリース
https://norlights.com/news/northern-lights-is-expanding-capacity-through-commercial-agreement/
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https://carbonherald.com/phase-2-of-northern-lights-project-kicks-off-with-700m-investment/