Wärtsilä、船上CO2回収ソリューションを商用化

2025年05月21日

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フィンランドの船舶・エネルギー関連製品を提供するWärtsiläは、同社開発の「Wärtsilä炭素回収ソリューション」を商用化したことを発表しました。Wärtsiläの試験によると、この新たなソリューションは船舶のCO2排出量を最大70%削減することを実証しており、ますます厳格化する環境規制に対応するための方策を船主に提供するとしています。
 
Wärtsiläは現在、ノルウェーのMossに設置した研究センターと試験施設において、同社の船舶エンジンから1日あたり10トンのCO2を回収しています。現在Clipper Eris船上にフルスケールで設置されており、船舶のCO2排出量を最大70%削減できることを実証しています。また、同社のCCSのCO2回収コストを、資本コストと運用コストを合わせて50~70ユーロ/tCO2(8,000~11,200円/mtCO2、1ユーロ=160円換算)と見積もっています。
 
詳細は以下をご覧ください。
 
Wärtsiläによるプレスリリース
https://www.wartsila.com/media/news/07-05-2025-wartsila-launches-carbon-capture-solution-to-shipping-market-after-world-first-full-scale-installation-success-3582634
 
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