英国政府、UK-ETSにGHG除去を統合する方法の詳細を公表
2025年08月15日
英国の排出量取引制度(UK-ETS)を管轄するETS Authorityは、UK-ETS市場に温室効果ガス除去(GGR)を統合する方法についてより詳細な情報を提供する回答を公表しました。
この回答において、ETS Authorityは以下の決定を行いました。
ETS Authorityは、2028年末までにGGRをUK-ETSに統合するための法制化を目指し、2029年末までに適用開始することを目指す
ETS Authorityは、UK ETSにGGRを統合した初期において創出可能な排出枠の総数となる総上限を維持する
GGRによる排出枠は、CO2貯留/隔離が実施され、検証された場合にのみ、GGR事業者に事後的に付与される
永続性の枠組みは、CO2除去のための最低貯留期間、責任措置、および代替性措置で構成される
GGR事業はUK-ETSに参入する前に、200年間のCO2貯留期間を証明することが要求される
GGRによる排出枠と既存のUK排出枠(UKA)を区別する意向である
GGR事業者の市場参入を促進するため、オークションを提供する
ネットゼロ化の道筋に沿ったGGRの移行的な供給管理を導入する
統合初期においては、英国内で行われたGGRのみがUK-ETSの排出枠の対象となる
詳細は以下をご覧ください。
英国政府によるプレスリリース
https://www.gov.uk/government/consultations/integrating-greenhouse-gas-removals-in-the-uk-emissions-trading-scheme
主要政府機関からの回答
https://assets.publishing.service.gov.uk/media/687f61598adf4250705c9765/uk-ets-ggrs-main-response.pdf
関連ニュース
https://www.missionzero.tech/lab-notes/carbon-removal-enters-uk-ets