BHP率いるコンソーシアム、アジアCCUSハブ開発の予備的実行可能性調査
2025年09月03日
大手鉄鋼メーカーのArcelorMittal Nippon Steel India、JSW Steal、Hyundai Steel Company、そしてその他のバリューチェーン企業であるBHP、Chevron、三井物産で構成される業界コンソーシアムが、アジア全域におけるCCUSハブの開発を評価するための予備的実行可能性調査(pre-feasibility study)を実施することを発表しました。
CCUSハブ調査は、アジア初の独立した業界主導の調査であり、アジア全域を対象として、排出削減が困難な産業におけるCCUS活用の技術的および商業的可能性を検討します。本調査は、インフラ共有と規模の経済を活用し、回収したCO2を利用または貯留できる大規模プロジェクトの開発可能性に焦点を当てるとしています。また、回収したCO2は、パイプライン輸送または船舶輸送によりアジアやオーストラリア北部の貯留サイトに輸送する構想です。さらに、非技術的な要素、例えばCCUSの地域内および地域間の評価や越境輸送を含む規制に関する評価についても検討するとしています。
また、本コンソーシアムは、追加的なメンバーの参加や協力を呼び掛けており、Global CCS Institute、McDaniel、Pace CCSと協力するとしています。
本調査は2026年末に終了する予定であり、調査結果は公開するとしています。
詳細は以下をご覧ください。
BHPによるプレスリリース
https://www.bhp.com/news/media-centre/releases/2025/08/global-industry-leaders-launch-ccus-hub-study-to-accelerate-decarbonisation-in-asia
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https://www.compressortech2.com/news/consortium-launches-study-to-develop-carbon-capture-hubs-in-asia/8083087.article?zephr_sso_ott=qLlM4S