船上CO2回収技術を開発するPortZero、英国政府から110万ポンドの資金獲得
2025年09月03日
船上排ガス回収・制御技術を開発する米国STAX Engineeringは、CO2回収スタートアップ企業Seaboundが主導するコンソーシアムである”PortZero”に参加し、停泊中の船舶からCO2と大気汚染物質を回収するPortZeroプロジェクトとして英国政府から110万ポンド(2億900万円、1ポンド=190円換算)の資金を獲得したことを発表しました。
コンソーシアム”PortZero”には、Seabound、STAX Engineering、港湾運営会社Associated British Ports(ABP)、Lomar Shippingが参画しており、英国運輸省が主催する第6回Clean Maritime Demonstration Competition(CMDC6)を通じて助成金を獲得しました。
STAX Engineeringが開発した移動式バージは、粒子状物質(PM)の最大99%と窒素酸化物(NOx)の95%を回収し、Seaboundが開発したユニットは、CO2排出量の最大95%と硫黄排出量の90%を分離・貯蔵します。このシステムを、英国に拠点を置くLomar Shippingの船舶に搭載し、ABPが運営するSouthampton港に導入する計画です。
詳細は以下をご覧ください。
STAX Engineeringによるプレスリリース
https://www.staxengineering.com/stax-hub/stax-engineering-builds-uk-momentum/
関連ニュース
https://www.globenewswire.com/news-release/2025/08/14/3133312/0/en/STAX-Engineering-Builds-UK-Momentum-with-1-1M-Government-Grant-for-First-European-Port-Emissions-Capture-and-Control-Project.html