Block Energy、CO2鉱物化パイロットで13.6トンのCO2圧入完了
2025年09月05日
英国に本社を置き、ジョージアにおける油ガス開発に注力するBlock Energy plcは、CO2鉱物化によるCCSパイロットプロジェクトの一環として、最初のCO2圧入を成功裏に完了したことを発表しました。
パイロットスタディでは、Block EnergyのパートナーであるRustavi Azot(Indorama Corporationの子会社)が、合計13.6トンの液化CO2を坑井に輸送し、300m³の水に溶解した状態で、ナトリウム蛍光トレーサーとともに、120~130barの圧力で圧入しています。圧入後の地表へのCO2漏出は検出されなかったとしています。さらに、貯留層におけるCO2の鉱物化を証明するため、包括的なモニタリングと検証プログラムが実施されています。従来のCO2貯留技術とは異なり、CO2は鉱物反応により固体に変換されるため、4D地震探査などの高コストなモニタリングと検証は不要としています。
CO2が貯留層内で正常に鉱物化したかどうかを判断し、次のステップに進むには4~6ヶ月かかると予想されています。
詳細は以下をご覧ください。
Block Energyによるプレスリリース
https://polaris.brighterir.com/public/block_energy/news/rns/story/x40l8ow
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