Normod Carbon、デンマークGrenaa港にCO2ハブ開発の計画を公表
2025年10月20日
デンマークのCO2アグリゲーターのパイオニアであるNormod Carbonは、デンマークのGrenaa港において、年間約1,000万トンのCO2の中間貯蔵容量を段階的に開発するための独占権と顧客を確保したことを発表しました。
第1フェーズの操業開始は2029年を予定しており、最終投資決定(FID)は最初の顧客の最終投資決定(FID)予定に合わせて、2027年第1四半期を目標としています。第2フェーズは、2030年を目標としています。第1フェーズと第2フェーズを合わせた総投資額は約2億5,000万ユーロ(400億円、1ユーロ=160円換算)です。このプロジェクトは、北欧最大のCO2ハブネットワークを構築し、年間2,000万トン以上のCO2を集積し、貯留または利用することで、排出削減が困難な産業の脱炭素化を支援することを目標としています。
Normod Carbonは、3つの企業と年間640万トンのCO2を集積する契約を締結し、既にGrenaaa港の第1フェーズの容量を上回っていますが、引き続き北欧全域で年間約3,500万トンの潜在的排出量を占める排出者と協議を進めています。Normod CarbonのCO2ポートフォリオの80%以上はバイオ由来であり、200ユーロ/トンを超える価格で取引される耐久性のあるCO2除去証書(CDR証書)により支えられているとしています。
Normodは恒久的な貯留へのアクセスを確保しており、現在、CO2輸送業者や浮体式CO2貯蔵・圧入ユニット(FSIU)のプロバイダー、追加の恒久的な貯留事業者、およびその他の港湾と、バリューチェーン全体の容量拡大に向けた協議を進めているとしています。
詳細は以下をご覧ください。
Normod Carbonによるプレスリリース
https://normodcarbon.com/about/grenaa-port-selected-as-site-for-normod-carbons-new-co-hub
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