ICVCM、Gold StandardとIsometricの方法論を新たに承認
2025年10月20日
信頼性の高いカーボンクレジットプログラムの評価制度であるICVCM(Integrity Council for the Voluntary Carbon Market)は、新たに6件のCDR方法論を承認したことを発表しました。ICVCMは7月にバイオ炭の方法論を3件承認しています。
この度、コアカーボン原則(CCP)のラベル付きクレジットの発行が承認されたCDR方法論はGold Standardによる1件とIsometricによる5件です。
・Gold Standard:コンクリート骨材の促進炭酸化によるCO2隔離の方法論(V1.0)
(DACにより回収したCO2またはバイオ由来CO2に限る)
・Isometric:バイオマス地中貯留(v1.0-1.1)
バイオオイル地中貯留(v1.0-1.1)
バイオマス地下炭素除去・貯留(v1.0)
バイオ由来炭素回収・貯留(v1.1)
DAC(v1.1)
これらは比較的新しい方法論であり、これまでの総発行数は約3万クレジットですが、Isometricの方法論に基づき登録されているプロジェクトは24件あり、年間320万クレジット以上の発行が見込まれています。また、Gold Standardの方法論に基づいて登録されているプロジェクトは15件あり、今後数年間で年間9,000クレジット以上の発行が見込まれています。
詳細は以下をご覧ください。
ICVCMによるプレスリリース
https://icvcm.org/integrity-council-approves-six-carbon-dioxide-removal-methodologies/
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https://carbonherald.com/icvcm-approves-six-new-carbon-removal-methodologies/