欧州委員会、NZIAに基づくCO2圧入キャパシティに関する初の進捗報告書発表
2026年06月08日
欧州委員会(EC)は、ネットゼロ産業法(Net-Zero Industry Act:NZIA)に基づき設定したEUのCO2圧入能力目標に関する初の進捗報告書を発表し、EU域内のCO2貯留施設の数が増加傾向にあることを明らかにしました。
EUでは、NZIAに基づき、2030年までに年間5,000万トンのCO2貯留能力を実現するというEUの共同目標の達成に向けて、2030年までに新たなCO2貯留を提供することを44件の石油・ガス生産事業者に義務付けています。進捗報告にあたり、義務を負う44の事業者すべてが計画を提出していますが、機密情報として扱われています。
2025年に事業者から提出された計画に基づくと、以下のことが明らかになっています。
(1) 義務を負う44の事業者のうち、2030年までに市場に供給する年間CO2圧入の割り当てについて、EU目標への貢献を表明しているのは16の事業体のみ
(2) 義務を負う44の事業者のうち、2030年までに市場に供給する総CO2貯留キャパシティについて、EU目標への貢献を表明している事業者はいない。
(3) 義務を負う44の事業者のうち、目標量を達成するための手段とマイルストーンを計画に明記しているのは25件のみ
現在、義務を負う事業者の計画に記載されている、2030年までに利用可能な各国の最大推定圧入キャパシティは以下のとおりです。
デンマーク 1,100万トン/年
ギリシャ 300万トン/年
ハンガリー 100万トン/年
イタリア 400万トン/年
オランダ 1,000万トン/年
TOTAL 2,900万トン/年
詳細は以下をご覧ください。
欧州委員会によるプレスリリース
https://climate.ec.europa.eu/news-other-reads/news/eu-makes-good-progress-towards-its-2030-co2-injection-target-2026-05-28_en
関連ニュース
https://www.mlex.com/mlex/articles/2482825/sixteen-out-of-44-companies-have-confirmed-carbon-storage-plans-eu-says



