欧州委員会、CDRを統合するEU-ETSの見直し案を公表

2026年07月22日

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欧州委員会は、排出量取引制度(EU-ETS)見直し案を公表しました。最も大きな点として、排出枠の削減率の緩和が挙げられますが、CO2除去(CDR)を統合する内容も明らかとなりました。
 
EU-ETSのCDR統合に関する欧州委員会の提案内容は以下の通り:
・2031~2040年にEU ETSのキャップを2億5,000万排出枠分増加し、その排出枠をオークション
・オークション収入で、CRCF規則に基づき認証を受けた域内のCDRユニットを欧州委員会が購入
・対象となるCDR技術はBioCCSとDACCSで、CDRユニットは各技術で同量(1:1)となるように購入
※CDRユニットの購入主体は欧州委員会であり、EU ETS対象事業者が取引するのは従来通り排出枠となる(直接オフセットには使えない)
 
 なお、排出枠の削減率の緩和については、現在毎年4.3%ずつ削減することとなっているが、2031年~2035年には約3.7%に縮小、2036年~2040年には1.7%に緩和する提案となっています。
 
今回公表されたものは、欧州委員会による提案であり、今後約1年かけて、欧州議会と欧州理事会が最終決定に向けた交渉を行うことになります。
 
詳細は以下をご覧ください。
 
欧州委員会によるプレスリリース
https://ec.europa.eu/commission/presscorner/detail/en/ip_26_1596
 
EU-ETS指令の改正案
https://climate.ec.europa.eu/eu-action/carbon-markets/eu-emissions-trading-system-eu-ets_en