米国カリフォルニア州、CCUS・CO2除去事業を対象とする規則案を公表
2026年10月30日
カリフォルニア州大気資源局(California Air Resources Board:CARB)は、CCUS・CO2除去事業を対象とする新たな規則案を公表し、パブリックコメントの募集を開始します。
規則案は、2022年に成立したSenate Bill 905(SB 905)に基づき、カリフォルニア州内のカーボンマネジメント事業を監督する「California Carbon Capture, Removal, Utilization, and Storage Program」を新設するものです。対象となるのは、CO2回収事業、大気中からCO2を直接回収するDAC事業、CO2を地下に圧入・貯留するCO2地中貯留(GCS)施設です。
CO2貯留施設の運営者には、地表・地下でのCO2漏出のモニタリングに加え、大気汚染物質や有害大気汚染物質の濃度測定、リスクに基づく地震モニタリング、大気環境への影響を抑える対策の実施を義務付ける内容となっています。緊急時・是正対応計画には、地震と漏出のリスクを盛り込む必要があります。また、CO₂の圧入終了後100年間にわたるモニタリングや影響緩和措置の費用を賄えるよう、長期的な資金面の責任を事業者に求めています。貯留層を貫通する掘削や資源採取を禁止する拘束力のある契約や、近隣地域への事業内容・影響に関する情報提供も要求する内容も含まれます。
規則案に伴い、州の排出量取引制度「Cap-and-Invest」、温室効果ガス排出量の報告制度(MRR)、低炭素燃料基準(LCFS)も改正する提案も公表されています。Cap-and-Investでは、規制対象事業者が温室効果ガス排出量を削減する手段としてCCSを利用する方法を明確化します。MRRでは、州内で操業するすべてのCO2貯留施設と、炭素固定量に関する主張を対象に、監視・報告・検証(MRV)を求めます。LCFSに関連する改正は手続き的なものであり、既存の要件を実質的に変更するものではないとしています。
パブリックコメントの募集は2026年10月30日から12月14日までとなっています。環境影響分析案についても、同じ期間に45日間の意見募集を実施しています。
詳細は以下をご覧ください。
CARBによるプレスリリース
https://ww2.arb.ca.gov/rulemaking/2026/california-carbon-capture-removal-utilization-and-storage-program-regulation-sb-905



