欧州のZEPと米国のEPRIがそれぞれCO2排出削減目標をCCSなしで達成できる可能性に関する検討を実施
2015年11月27日
欧州のZEPは、電力部門がCCSなしでCO2排出削減目標を達成するのにかかるコストは1.2兆ユーロに達するとする報告書を公開しています。さらに、産業部門においてCCSなしで削減目標を達成することは、いかなるシナリオでも不可能であると結論付けています。また、米国の電力研究所(EPRI)も石炭火力発電所を対象にCO2排出基準をCCSなしで達成できるかに関する白書を公表しています。EPRIによる検討結果は、条件付きで「可能」という結論となっているようです。
詳細は以下をご覧ください。
ZEPによる報告書
“”CCS for industry: Lowest-cost route to decarbonising Europe””
http://www.zeroemissionsplatform.eu/library/publication/258-ccsforindustry.html
EPRIによる白書
“”Can Future Coal Power Plants Meet CO2 Emission Standards Without CarbonCapture & Storage?””
http://www.epri.com/abstracts/Pages/ProductAbstract.aspx?ProductId=000000003002006770