米国2017会計年度予算教書におけるCCS関連の予算が公表

2016年02月26日

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米国オバマ大統領が2017会計年度の予算教書を提出し、これに含まれるCCS関連の予算の内訳をエネルギー省が公表しています。

エネルギー省のプレスリリースによると、CCS関連の予算は化石燃料エネルギーの研究開発費(FER&D)の一部として、以下の内容で計上されています。
  • CO2回収の研究開発に約1.7億ドル
  • CO2貯留の研究開発に約9,010万ドル
  • CO2回収を統合し、化石燃料エネルギーシステムの利用可能性と効率を向上を目的とする先進エネルギーシステム(AES)プログラムに約4780万ドル
  • CCSを用いたAESの利用可能性、効率、環境性能の改善のための革新的システムの開発を目指すクロスカッティング研究及び分析(Crosscutting Research and Analysis)に約5935万ドル

また、これまでの化石燃料エネルギーの研究開発費(FER&D)における燃料の種類別の区分をなくし、CCSは石炭だけでなく天然ガスにも適用可能なものであることが協調されています。

詳細は以下をご覧ください。
http://energy.gov/fe/articles/president-s-fy-2017-budget-includes-878-million-fossil-energy-programs