米国エネルギー省のNETL率いるNRAPがCO2貯留の環境リスクを評価するシミュレーションツールを開発
2016年03月01日
米国エネルギー省のNETLが率いるNational Risk Assessment Partnership (NRAP)が、CO2貯留の環境リスクを評価するためのシミュレーションツールを開発しました。そのうちの代表的なものが””NRAP’s Integrated Assessment Model for Carbon Storage (NRAP-IAM-CS)””で、CO2や塩水の漏洩の可能性の評価及び貯留層から大気までの貯留システム全体における動態のシミュレーションが可能です。NRAPは、この他にも以下の様々なツールを開発しており、ベータ版を産業界や規制当局、大学や研究組織からのボランティアによる評価が現在おこなわれています。
・貯留層評価及び可視化ツール(Reservoir Evaluation and Visualization (REV))
・坑井漏洩分析ツール(Wellbore Leakage Analysis Tool (WLAT))
・天然シールROM(Natural Seal ROM (NSealR) )
・帯水層影響モデル(Aquifer Impact Model (AIM))
・リスク評価及びモニタリングのための設計(Design for Risk Evaluation and Monitoring (DREAM))
・短期的地震予測(Short Term Seismic Forecasting (STSF))
フィードバックを受けた最終版は、2016年の秋までに公開される予定です。
詳細は以下をご覧ください。
NETLによるプレスリリース
http://www.energy.gov/fe/articles/new-tools-monitor-carbon-storage-risks-released-testing