ノルウェー政府、2022年までに商業規模のCCSチェーンの実現が可能とするレポートを公表
2016年07月07日
ノルウェーの石油エネルギー省が、商業規模のCCSチェーンの実現可能性に関する調査を実施し、2022年までに、過去に検討されていたプロジェクトよりも低コストで実現可能とする結論のレポートを公表しました。CO2回収については、Norcem AS(セメント製造業)、Yara Norge AS(アンモニアプラント)、Waste-to-Energy Agency(オスロ市の廃棄物焼却施設)の三者が検討を実施しました。
CO2輸送については船舶による輸送を想定しGasscoが実施し、 CO2貯留については3つの貯留サイトを対象にStatoil ASAが実施しました。
これら一連のCCSチェーンの計画・投資には72億~126億クローネ(付加価値税(VAT)を除く)が必要と推定されていますが、これらは±40%以下の不確実性を有しています。
また、ノルウェー政府は10月に公表される2017年の国家予算において、更なるCCSの計画を明らかにする予定です。
詳細は以下をご覧ください。
<実現可能性調査に関するレポート>
要約版(英語)
https://www.regjeringen.no/globalassets/departementene/oed/pdf/summary.pdf
全文(ノルウェー語)
https://www.regjeringen.no/globalassets/departementene/oed/pdf/mulighetsstudien.pdf
ノルウェー政府によるプレスリリース
https://www.regjeringen.no/en/aktuelt/good-potential-for-succeeding-with-ccs-in-norway/id2506989/
関連ニュース
http://www.reuters.com/article/us-norway-ccs-idUSKCN0ZK1LW