英国の会計検査院、歳出見直し報告書でCCS開発への影響に言及

2016年07月21日

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英国の会計検査院は、環境問題への取り組みを考慮した2015年の歳出見直しに関する報告書「Sustainability in the spending review」を公表しました。その中で、CCS商業化プログラムのキャンセルによるCCS開発への影響に言及し、ケーススタディとしても採り上げています。ケーススタディにはDECCによるコスト計算も含まれており、CCSなしで2050年の排出目標を達成するには、300億ポンドの追加的費用を要すると算出しています。

また、会計検査院は現在CCS商業化プログラムのキャンセルに関する評価も別途実施しており(Review of the Carbon Capture and Storage (CCS) Commercialisation competition)、完成次第公表される予定です。

詳細は以下をご覧ください。

報告書
https://www.nao.org.uk/wp-content/uploads/2016/07/Sustainability-in-the-Spending-Review.pdf

National Audit Officeによるその他の詳細
https://www.nao.org.uk/report/sustainability-in-the-spending-review/

CCS商業化プログラムのキャンセルに関する評価
https://www.nao.org.uk/work-in-progress/review-of-the-carbon-capture-and-storage-ccs-commercialisation-competition/

関連ニュース
http://www.climatechangenews.com/2016/07/20/carbon-capture-axe-casts-shadow-over-uk-energy-plans/