CCSを備えていない石炭火力発電の廃止を目指すPowering Past Coal連合に英国、カナダを含む19か国と米国のワシントン州が参加
2017年11月27日
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同連合の声明では、パリ協定の実現のためには、2030年までにOECDおよびEUの加盟国が、2050年までにはそれ以外のすべての国が石炭の使用を廃止する必要があるとする分析に言及し、以下の事項を約束するとしています。
−政府は、既存の従来式の石炭火力発電所の廃止とCCSを備えない新規の石炭火力発電所を禁止すること。
−企業、非政府組織などは、石炭を使用しない電力を使用すること。
−すべての参加者は、クリーンパワーを支持する方針および投資を実施し、CCSを備えていない従来式の石炭火力発電を制限すること。
同連合は、2018年開催のCOP24までに参加者を50以上とすることを目指しています。
11月16日時点での参加国・自治体は以下の通りです。
国:アンゴラ、オーストリア、ベルギー、英国、カナダ、コスタリカ、デンマーク、フィジー、フィンランド、フランス、イタリア、ルクセンブルグ、マーシャル諸島、メキシコ、オランダ、ニュージーランド、ニウエ、ポルトガル、スイス
自治体:ワシントン州(米国)、アルバータ州、ブリティッシュコロンビア州、オンタリオ州、ケベック州、バンクーバー(市)(カナダ)
詳細は、以下をご覧ください。
UNFCCCによるプレスリリース
https://cop23.unfccc.int/news/more-than-20-countries-launch-global-alliance-to-phase-out-coal
Powering Past Coal連合の声明全文
https://www.gov.uk/government/uploads/system/uploads/attachment_data/file/660041/powering-past-coal-alliance.pdf
関連ニュース
https://www.truthdig.com/articles/canada-u-k-launch-coal-phaseout-plan/
http://www.abc.net.au/news/2017-11-17/20-countries-have-signed-up-to-phase-out-coal-power-by-2030/9161056