英国政府、2025年までにCO2排出削減対策を行っていない石炭火力発電所を撤廃するための方針を公表
2018年01月16日
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コンサルテーションでは、以下の2つの選択肢を提案し、意見を募集していました。
選択肢1: 自身の発電所におけるCCSの適用を実証し、今後CCSを追設できることを確保し、現行の(新設石炭火力発電所を対象としている)排出性能基準(EPS)を既存発電所にも適用し、これを満たすこと。
選択肢2:現行の質量ベースのEPSを濃度ベースに修正し、450gCO2/kWhの排出原単位規制を適用すること。
その結果、選択肢1はフルチェーンCCS設置のための改修にかかる費用と時間(2025年に間に合わない)を指摘する声が多かったことを理由に、除外されました。
そのため、CO2排出削減の対策を行っていない石炭火力発電所を2025年までに撤廃するために、選択肢2の手法を、300MWth超の石炭火力発電所に適用するとの方針が決まりました。
詳細は以下をご覧ください。
英国政府「Implementing the end of unabated coal by 2025: government response to unabated coal closure consultation」
https://www.gov.uk/government/uploads/system/uploads/attachment_data/file/672137/Government_Response_to_unabated_coal_consultation_and_statement_of_policy.pdf
英国政府によるコンサルテーションに関するサイト
https://www.gov.uk/government/consultations/coal-generation-in-great-britain-the-pathway-to-a-low-carbon-future
関連ニュース
https://cleantechnica.com/2018/01/09/uk-coal-phase-plan-good-news-tinged-timidity/