世界初となる褐炭から水素を製造し液化するための日豪共同の実証プロジェクトが開始

2018年04月17日

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川崎重工業、電源開発(J-Power)、岩谷産業、丸紅、および、豪州企業の AGL Energy Limited(AGL) の5 社はコンソーシアムを組み、日本政府および豪州のビクトリア州政府からの資金提供を受け、水素サプライチェーンプロジェクト(HESCプロジェクト:Hydrogen Energy Supply Chain Project)を始動したことが公表されました。

HESCプロジェクトは、ビクトリア州の Latrobe Valleyから採掘される褐炭から水素を製造し、液化して日本へ輸送する水素サプライチェーンを実証することを目的としています。

HESCプロジェクトのプレスリリースによると、同プロジェクトはCO2フリーとなることを目指しており、商業化にはCCSの併用が前提となるため、ビクトリア州におけるCCSインフラへの投資が重要となるとしています。

詳細は以下をご覧ください。

HESCによるプレスリリース
http://www.jpower.co.jp/news_release/2018/04/news180412.html

川崎重工によるプレスリリース
https://www.khi.co.jp/news/C3180412-1.pdf

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http://www.abc.net.au/news/2018-04-12/coal-to-hydrogen-trial-for-latrobe-valley/9643570