米国国立研究所LLNLなどの研究者ら、米国内のバイオリファイナリーにおけるCCSの適用に関する検討
2018年05月07日
米国のローレンスリバモア国立研究所(LLNL)などの研究者らが、米国内のバイオリファイナリーにおけるCCSの適用に関する検討を実施した結果を示す論文を公表しました。これによると、米国内の216件のバイオリファイナリーから年間45MtのCO2が排出されており、このうち60%を回収・輸送することができ、そのコストは$25/tCO2であることを示しています。また、 (税額控除などのような) 貯留により得られるクレジットの$60/tCO2が、30Mtの貯留と6,900kmのパイプラインインフラのインセンティ ブ となり、 既存のCO2クレジットの取引のような排出抑制クレジットの$90/tCO2が、38MtのCO2の排出抑制のインセンティブとなるとしています。
論文は、以下より入手可能です。
論文「Near-term deployment of carbon capture and sequestration from biorefineries in the United States」
http://www.pnas.org/content/pnas/early/2018/04/18/1719695115.full.pdf
詳細は、以下をご覧ください。
LLNLによるプレスリリース
https://www.llnl.gov/news/llnl-maps-out-deployment-carbon-capture-and-sequestration-ethanol-production
関連ニュース
https://www.futurity.org/carbon-capture-1739652/