英国ビジネス・エネルギー・産業戦略省(BEIS)の特別委員会、CCUS実現を政府に勧告するレポートを公表

2019年04月26日

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英国ビジネス・エネルギー・産業戦略省(BEIS)の特別委員会は、政府に対しCO2の回収・利用・貯留(CCUS)の実現を勧告するレポートを公表しました。

BEISの特別委員会は、レポートにおいて、国内および国際的な気候変動目標を最小限のコストで達成するためには、CCUSが必要であるとしています。さらに、CCUSは、ロンドン郊外およびイングランド南東部の生産性向上を支える重要な役割を果たす可能性があることも主張しています。

英国でCCUSを導入しなかった場合、2008年に英国で制定された気候変動法に基づく目標を達成するためのコストが倍増し、その割合が2050年には年間GDPの約1%から2%に上昇するとしています。また、CCUSを実施しなかった場合には、英国はパリ協定の1.5℃目標に沿った「正味ゼロエミッション」という目標が実現できないことにもつながるとしています。

詳細は以下をご覧ください。

BEIS特別委員会によるプレスリリース
https://www.parliament.uk/business/committees/committees-a-z/commons-select/business-energy-industrial-strategy/news-parliament-2017/carbon-capture-report-published-17-19/

レポートの入手先
https://publications.parliament.uk/pa/cm201719/cmselect/cmbeis/1094/1094.pdf

関連ニュース

https://www.reuters.com/article/us-britain-carboncapture/britain-must-commit-to-carbon-capture-to-meet-climate-goals-lawmakers-idUSKCN1S02XL

https://www.businessgreen.com/bg/news-analysis/3074623/carbon-capture-crucial-to-delivering-net-zero-economy-mps-warn