ベルギーのPort of Antwerpと7社が、CCUSインフラの開発のための提携契約を締結

2020年01月18日

ベルギーのアントワープ港エリアで中心的役割を担っている、Air Liquide、BASF、Borealis、INEOS、ExxonMobil、Fluxys、Port of Antwerp、Totalが、CCUSインフラ開発に向け、提携契約を結んだことを公表しています。このコンソーシアムにより、アントワープ港におけるCCUSインフラ設備の経済的および技術的な実現可能性に関する共同研究が行われます。この研究の完了には、約1年かかると予想されています。

コンソーシアムは最初のフェーズで、CO2関連施設の技術的・経済的実現可能性の詳細調査を実施する予定です。
フランダース地域政府、ベルギー連邦政府、および、EUからの財政支援がプロジェクトを成功させるために不可欠であり、本フェーズの重要なポイントの1つは補助金申請の準備です。

実現可能性調査では、CO2貯留の可能性も調査します。ベルギーにはCO2地中貯留に適した地層がないため、国際的な協力が必要となります。この国際協力を得るために、Port of Antwerpとそのパートナーは、今年の初めに「Projects of Common Interest」として認められるよう、欧州委員会に2つの申請書を提出しています。

詳細は以下をご覧ください。

Port of Antwerpによるプレスリリース
https://newsroom.portofantwerp.com/port-of-antwerp-aims-to-further-reduce-co2-emissions
  
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https://www.heavyliftpfi.com/insight/antwerp-moves-ahead-on-carbon-capture/