欧州連合、Projects of Common interest のCO2越境輸送インフラネットワークへ1億3500万ユーロの資金提供を決定

2020年10月26日

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欧州連合(EU)は、欧州のエネルギー部門のProjects of Common interest (PCI)に対し約9億9,800万ユーロを投資する欧州委員会の提案に合意しました。その内訳は電力・スマートグリッドに対して約8億3,500万ユーロ、天然ガス分野に対して約2,800万ユーロ、CO2越境輸送インフラの開発に対して約1億3,500万ユーロとなっています。今回の資金は、 欧州横断インフラに対する金融メカニズムであるConnecting Europe Facility (CEF) プログラムから提供されるものです。

資金提供を受けるCO2越境輸送インフラを開発するプロジェクトは、以下の6件です。
− CO2-SAPLING輸送インフラプロジェクト(英国) 約 791.5万ユーロ
− PORTHOS CO2輸送ネットワーク(オランダ)約 1億213.6万ユーロ
− Antwerp CO2集約ネットワークと越境パイプライン(ベルギー)約 578.5万ユーロ
− Antwerp液化CO2輸出ターミナルに関する検討(ベルギー)約 318.8万ユーロ
− ATHOS(オランダ)約 1,537.2万ユーロ
− Ervia Cork CCUSプロジェクト(アイルランド)約 104万ユーロ

詳細は以下をご覧ください。

欧州委員会によるプレスリリース
https://ec.europa.eu/commission/presscorner/detail/en/ip_20_1803  

https://ec.europa.eu/inea/en/news-events/newsroom/eu-invests-1-billion-priority-energy-infrastructure

資金提供を受けるプロジェクト一覧
https://ec.europa.eu/energy/sites/ener/files/list_of_all_projects_receiving_eu_support_under_the_2020_cef_call.pdf

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https://www.siliconrepublic.com/machines/ervia-cork-kinsale-carbon-capture-funding