英国政府、CCSを含むグリーン産業改革に向けた政策文書「The Ten Point Plan for a Green Industrial Revolution」を公表
2020年12月04日
英国政府は、低炭素なグリーン産業改革に向けた政策を示す「The Ten Point Plan for a Green Industrial Revolution(Ten Point Plan)」を公表しました。The Ten Point Planによると英国政府は今後、以下の10項目に重点を置くことを明らかにしています。
1. 沖合風力の前進
2. 低炭素水素の成長促進
3. 新型の原子力発電の実現
4. ゼロエミッション車への移行促進
5. グリーンな公共交通機関、自転車、徒歩
6. 低炭素な航空「ジェット・ゼロ」と船舶
7. 低炭素排出の建物
8. CCSへの投資
9. 自然環境の保護
10. グリーンファイナンスとグリーンイノベーション
8. CCSへの投資では、英国政府は2030年までに年間1,000万トンのCO2回収を目指し、最大10億ポンド(約1,392.6億円、1ポンド=139.26円で換算)を投資すると表明しています。さらに2030年までに合計4つの産業クラスターでのCCUS実施を支援し、英国北東部、ハンバー、北西部、スコットランド、ウェールズなどの地域に「SuperPlaces」を構築する計画であるとしています。 これらのプロジェクトを支援するため、英国政府は2021年に民間部門の産業CCSおよび水素プロジェクトへの投資を促す、収益メカニズムについて詳細を発表する予定です。
詳細は以下をご覧ください。
英国政府によるプレスリリース
https://www.gov.uk/government/publications/the-ten-point-plan-for-a-green-industrial-revolution
https://www.gov.uk/government/news/pm-outlines-his-ten-point-plan-for-a-green-industrial-revolution-for-250000-jobs
関連ニュース
https://www.itv.com/news/2020-11-16/government-to-help-fund-four-carbon-capture-and-storage-hubs-in-the-uk
https://www.powerengineeringint.com/emissions-environment/carbon-capture-sector-welcomes-uks-green-industrial-strategy/