GCCSI、Global Status of CCS 2020を公表
2020年12月04日
Global CCS Institute(GCCSI)は、CCUSでのフラグシップレポートであるGlobal Status of CCS 2020を公表しました。前回のレポートからの大きな変更点として、これまでGlobal Status of CCSレポートでは「大規模プロジェクト」として回収量が年間40万トン以上(発電の場合は年間80万トン以上)の計画のプロジェクトのみを対象にリスト化していましたが、今回より「商業プロジェクト」へ変更されています。それに伴い、プロジェクト数は51件(2019年)から65件(2020年)へと大幅に増加しましたが、 CO2回収量に関わらず商業目的であるプロジェクトすべてが対象となったため、以前から実施されていたプロジェクトも含まれていることに注意が必要です。
2020年レポートで示す商業CCSプロジェクト65件のうち、26件が操業中、2件が一時停止中(Lost CabinとPetra Nova)、3件が建設中、13件がFEED直前、21件が開発初期の段階にあると報告しています。
また、GCCSIが12月1日に開催した公開ウェビナーのアーカイブが、以下のアーカイブより閲覧可能となっています。
詳細は以下をご覧ください。
GCCSIによる公開イベントのアーカイブ
https://www.globalccsinstitute.com/resources/audio-and-visual-library/globalstatusreportlaunch2020/
Global Status of CCS 2020の入手先
https://www.globalccsinstitute.com/resources/global-status-report/