米国ExxonMobil、CCSに重点的に取り組む低炭素技術専門の部署を創設

2021年02月25日

米国のExxonMobilは、CCSに重点的に取り組む低炭素技術専門の事業部となる「ExxonMobil Low Carbon Solutions」を創設したことを公表しました。

ExxonMobilのプレスリリースによると、同事業部では、世界中で20以上のCCSの計画を進展させるために、2025年までに30億ドルを投資するとしています。

現在検討中のCCSプロジェクトには、同社が以前より参加を表明している米国Wyoming州におけるLa Barge Carbon Caputreプロジェクト、オランダのロッテルダムにおけるPorthosプロジェクト、ベルギーのアントワープ港エリアにおけるAntwerp @ Cプロジェクトが含まれますが、この他にも以下のようなCCSプロジェクトまたは計画が評価の対象に含まれているようです。
・米国テキサス州南東部におけるCCSハブを含むメキシコ湾の海岸沿いの複数のCCSプロジェクト
・スコットランドのAcornプロジェクト
・シンガポールの産業施設から回収したCO2をアジア太平洋地域に貯留する計画
・カタールにおける新たなCCS(ExxonMobilは、これまでにもQatar Petroleumと複数のジョイントベンチャーを立ち上げている)

詳細は以下をご覧ください。

ExxonMobilによるプレスリリース
https://corporate.exxonmobil.com/News/Newsroom/News-releases/2021/0201_ExxonMobil-Low-Carbon-Solutions-to-commercialize-emission-reduction-technology

関連ニュース
https://www.businessgreen.com/news/4026618/exxonmobil-launches-business-geared-ccs-low-carbon-technologies

https://www.cbia.com/news/economy/exxonmobil-carbon-capture-business-unit/