米国MITの研究チーム、電気化学システムにおけるCO2回収・変換の効率を改善する設計を開発
2021年03月03日
米国マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究チームは、電気化学システムにおけるCO2回収および変換の効率を改善する設計を開発し、その成果を論文にてCell Reports Physical Scienceで公表しています。従来では電気化学反応へCO2を含むガス流を供給する際に液体を通過させていましたが、ガス流の動きが液体中で遅くなり、CO2の変換速度が低下することが課題でした。今回開発された新たな設計により、ガス流が触媒表面の液体に集まるため、結果として電気化学システムによるCO2の変換速度を約2倍にすることができるとしています。
詳細は以下をご覧ください。
Cell Reports Physical Science掲載論文
“Catalyst-proximal plastrons enhance activity and selectivity of carbon dioxide electroreduction”
https://www.cell.com/cell-reports-physical-science/fulltext/S2666-3864(20)30348-9
MITによるプレスリリース
https://news.mit.edu/2021/carbon-capture-efficiency-0125
関連ニュース
https://energypost.eu/ccus-gasphilic-process-could-double-the-conversion-rate-of-co2-into-useful-fuels/