SantosとEni、オーストラリア北部と東ティモールにおけるガス田開発でCCSを含む検討
2021年05月19日
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両社の共同開発計画には、Barossaガス田(事業主:Santos)とEvans Shoalガス田(事業主:Eni)に関連するインフラの共有、これらのガス田とDarwinを結ぶパイプライン、陸上の関連ガス処理施設の評価が含まれます。
また、生産終了が近いことが予想されているBayu-Undanガス田(事業主:Santos)の再利用オプションとしてCCSを検討する計画も含まれています。
なお、オーストラリア政府と東ティモール政府は、 2018年にBayu-Undanガス田が位置する海域について、東ティモールに属することに合意しています。そのため、 Bayu-Undan ガス田の再利用の計画については 東ティモール政府の合意が条件となるとしています。
今回のMOUは拘束力のない合意であり、既存のインフラをより効率的に使用し、地域の豊富なガス資源を活用する事を通じてオーストラリア北部と東ティモールの両方が、新たな低炭素ビジネスの機会を創出するために協力していく意向を示しています。
詳細は以下をご覧ください。
Santosによるプレスリリース
https://www.santos.com/news/santos-and-eni-sign-mou-to-collaborate-in-northern-australia-and-timor-leste/
オーストラリアと東ティモールの境界に関する合意について(2018年3月)
https://www.dfat.gov.au/sites/default/files/aus-timor-maritime-boundary-fact-sheet.pdf
関連ニュース
https://www.reuters.com/business/energy/santos-italys-eni-weigh-australia-gas-projects-timor-sea-carbon-capture-2021-05-03/