University of Southern California、回収CO2を利用した製品に対する消費者の受容性を調査

2021年06月02日

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米国のUniversity of Southern Californiaの研究者らは、回収CO2を利用した製品(CCU製品)に対する消費者の受容性を調査するため、米国の成人約2000人を対象にオンライン調査を実施し、その結果を示す論文を学術誌Climatic Changeで公表しています。

この調査では、製品の種類(炭酸飲料、プラスチック製の食品容器、発泡プラスチックまたはプラスチック製の家具など)とCO2の回収方法(DACまたは排出源からの回収)が、消費者のCCU製品を消費・使用する意思に与える影響を対象としています。他の製品と比較して参加者の受容性は炭酸飲料、特に排出源から回収されたCO2を含む飲料に対して低いことが分かったとしています。また同時に、参加者の大多数(約69%)は、CCU製品を消費または使用することに対して少なくともある程度寛容であると示しています。

詳細は以下をご覧ください。

University of Southern Californiaによるプレスリリース
https://dornsife.usc.edu/news/stories/3480/carbon-dioxide-to-create-products/

論文「Consumer acceptance of products from carbon capture and utilization」の入手先(有料)
https://link.springer.com/article/10.1007/s10584-021-03110-3

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https://theconversation.com/using-captured-co-in-everyday-products-could-help-fight-climate-change-but-will-consumers-want-them-158683