Air Liquide Engineering & Construction、オランダにおけるCO2回収・液化事業のためZeeland Refineryと契約締結

2021年06月17日

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フランスに本社を置く産業ガスメーカーAir Liquideの子会社であるAir Liquide Engineering & Constructionは、オランダでCO2回収・液化事業を実施するため、Zeeland Refineryと契約を結んだと明らかにしました。Zeeland RefineryはTotal EnergiesとLukoilのジョイントベンチャーです。

この契約に基づきAir Liquideは、同社が有するCryocap™FGプラントのライセンス、プロセス設計および技術サービスを提供し、 Zeeland RefineryのVlissingenサイトの水素製造ユニットから排出されるCO2の90%以上(年間800,000トン以上)を回収するとしています。液化されたCO2は、オランダの北海海底下に貯留される計画です。

Air Liquideが開発したCryocap™FGは、吸着技術と極低温技術の組み合わせによりCO2を回収・液化する独自の技術であり、水素製造から排出されるCO2を90%以上回収でき、1日あたり2,400トンのCO2を液化する能力があるとしています。Cryocap™は熱エネルギーではなく電気を使用するため、再生可能エネルギーで稼働することで、CO2排出量のさらなる削減が可能としています。

詳細は以下をご覧ください。

Air Liquideによるプレスリリース
https://www.engineering-airliquide.com/air-liquide-engineering-construction-supports-decarbonization-zeeland-refinery

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https://www.chemengonline.com/air-liquide-engineering-construction-to-provide-carbon-capture-technology-for-zeeland-refinery/