オーストラリア政府、5,000万豪ドルの公募型資金「CCUS開発ファンド」の選定結果を公表

2021年06月17日

オーストラリア政府は、3月に公募を開始していた5,000万豪ドル（約41億5,000万円、1豪ドル=83円換算）の「CCUS開発ファンド」の資金提供の対象となる以下の6社を公表しました。

・Santos Limited（最大1,500万豪ドル（約12億4,500万円):
　 SantosのMoomba LNGからのCO2回収とCooper BasinへのCO2貯留（年間貯留量170万トンCO2）
・Mineral Carbonation International （最大1,460万豪ドル(約12億1,180万円)）:
　 New South Wales州 Kooragang IslandにおけるCO2回収・利用のためのモバイル実証プラント
・Energy Developments Pty Ltd（最大900万豪ドル（約7億4,700万円））:
　 オーストラリア全土複数個所の埋立地におけるバイオメタンの生産から排出されるCO2の回収・利用
・Carbon Transport and Storage Company（最大500万豪ドル（約4億1,500万円））:
　 Queensland州の石炭火力発電所からのCO2回収とSurat Basinへの貯留の実証
・Corporate Carbon Advisory Pty Ltd（最大400万豪ドル（約3億3,200万円））:
　 オーストラリア州、Moombaにおけるオーストラリア初となるDACとCO2貯留の実証
・Boral Limited（最大240万豪ドル（約1億9,920万円））:
　 New South Wales州New BerrimaにおけるCO2回収・利用パイロットプロジェクト

詳細は以下をご覧ください。

オーストラリア、エネルギー・排出削減大臣によるプレスリリース
https://www.minister.industry.gov.au/ministers/taylor/media-releases/412-million-new-investment-carbon-capture-projects

関連ニュース
https://www.reuters.com/business/sustainable-business/australian-government-backs-six-carbon-capture-projects-with-39-mln-2021-06-08/