Shell、カナダのAlberta州における新たな大規模CCSプロジェクトの計画
2021年07月19日
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Polaris CCSプロジェクトの第1フェーズでは、Alberta州のScotfordに位置するShellの製油所の水素プラントから年間約75万トンのCO2を燃焼後回収します。その後、12km先のアルバータ州Josephburg近くの圧入井までパイプラインで輸送し、地下2km以上のBasal Cambrian Sands貯留層に貯留する計画です。貯留層は、Quest CCSプロジェクトと同じ層となります。
この第1フェーズは、2023年に予定されているShellの最終投資決定を条件として、今後5年後ごろに操業を開始する計画となっています。Shellは、プロジェクトの全期間で約3億トンのCO2を貯留できるとしています。
第2フェーズではCO2貯留ハブを構築し、CO2貯留オペレーターとして第三者の排出CO2を貯留する予定です。州政府からの許可取得を条件に、毎年1,000万トン以上の貯留容量を有するCO2貯留ハブとなる可能性があるとしています。
詳細は以下をご覧ください。
Shell Canadaによるプレスリリース
https://www.shell.ca/en_ca/media/news-and-media-releases/news-releases-2021/shell-proposes-large-scale-ccs-facility-in-alberta.html
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https://www.cbc.ca/news/business/shell-carbon-capture-alberta-government-1.6099797