カナダSaskatchewan州政府、CCUSへの民間部門の投資促進を重要な優先事項に

2021年09月29日

カナダ、Saskatchewan州のエネルギー資源大臣は、CCUSへの民間部門の投資を促進することを州政府の優先事項にすると発表しました。

Saskatchewan州は、以下の実現を目指すとしています。
・州のOil Infrastructure Investment Program（OIIP）を拡張し、CO2パイプラインプロジェクトを含める
・CO2圧入プロジェクトの高い競争力を維持するため、エネルギー部門と協力してEORロイヤルティ制度を見直す
・投資の支援や、地下の孔隙空間（porosity）の所有権およびアクセス、EORに有望なプレイ(play)の統合、またCO2貯留に対する長期的な義務と説明責任に関する確実性のため、規制を改正および明確化する
・Regina-Moose Jaw Industrial Corridor、Saskatchewan州南東部、Greater Lloydminster地域を含む、CCUSインフラストラクチャハブと流通モデルの機会を探求する
・Saskatchewan州の排出管理枠組で認められているCCUS GHGクレジット生成プログラムの開発を進め、投資前の業界予測の可能性向上と管理負担の削減、および貯留CO2によるクレジット生成の最大化を行う

州政府は、CCUSプロジェクトが20億ドル（1,720億円、1カナダドル=86円で換算）を超える投資を呼び込み、年間200万トンを超えるCO2を貯留すると予測しています。

詳細は以下をご覧ください。

Saskatchewan州政府によるプレスリリース
https://www.saskatchewan.ca/government/news-and-media/2021/september/07/saskatchewan-announces-carbon-capture-utilization-and-storage-priorities

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