モジュール式DACを開発するSustaera、1,000万ドルのシリーズA資金調達ラウンドを終了
2022年01月05日
Susteon Inc.からのスピンアウトであり、大気中CO2の直接回収(DAC)を開発するSustaeraは、Microsoft創業者であるBill Gates氏が設立した「Breakthrough Energy Ventures」と「Grantham Trust’s Neglected Climate Opportunities LLC」からの出資を受け、1,000万ドルのシリーズAの資金調達ラウンドの終了を発表しました。Sustaeraは、これまでにR&Dのシードファンドとして、米国エネルギー省(DOE)、North Carolina州の商務省などから資金提供を受けており、Columbia大学とも提携しています。
同社はこれらの資金を利用してR&Dを加速し、パイロットプラントを建設する計画としています。今後20年間で5億トンのCO2を除去することを目標に、1日あたり10トンCO2〜1日あたり数千トンCO2を回収できる商用DACシステムを完成させる予定としています。
Sustaeraが開発するDAC施設はモジュール式であり、「DAC 2.0」と呼ばれています。再生可能エネルギーを使い、年間100万トンのCO2を除去するのに必要な土地面積が100エーカー未満である省スペース性を特徴としています。
詳細は以下をご覧ください。
Sustaeraによるプレスリリース
https://www.businesswire.com/news/home/20211216005309/en/
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https://www.bloomberg.com/news/articles/2021-12-16/gates-backed-fund-invests-in-carbon-capture-startup-sustaera