DNV、Equinor、Shell、TotalEnergies、Gasscoと共同で低圧でのCO2船舶輸送のための技術を開発するJIPを開始
2022年01月06日
Equinor、Shell、TotalEnergies、Gassco、及びDNVは、低圧でCO2を船舶輸送する技術開発のため、新たな共同産業プロジェクト(JIP)を開始したと発表しました。CO2 Efficient Transport via Ocean(CETO)JIPは、低圧でCO2を船舶輸送するための設計の技術認定を実施し、関連するリスクを軽減しながらCO2輸送量を拡大する技術を特定するとしています。現在、CO2の船舶輸送のほとんどは、小規模かつ中圧(-28ºC、15bar)で行われ、将来的なCCSの成長に対応できる規模拡大の可能性を制限しているとしており、商業規模で安全かつ効率的にCO2を船舶輸送するためには、低圧輸送システム(-49ºC、約7bar)が潜在的な解決策となるとしています。これにより、タンクの容量と輸送容量が大幅に増加し、輸送コストが削減されるとしています。
なおCETOは、CLIMITプログラムを通じてプロジェクトパートナー及びGASSNOVAから資金提供を受けており、2023年に完了する予定となっています。
詳細は以下をご覧ください。
DNVによるプレスリリース
https://www.dnv.com/news/dnv-and-partners-launch-ceto-joint-industry-project-jip-to-develop-low-pressure-solutions-for-co2-ship-transport-214449
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https://www.maritime-executive.com/article/research-into-low-pressure-co2-shipping-for-carbon-capture-and-storage