米国South Dakota州のMcPherson County、CO2輸送パイプラインの計画を受け、新たなパイプライン建設のモラトリアムを承認
2022年03月02日
米国South Dakota州のMcPherson Countyは、Summit Carbon Solutionsが提案するMidwest Carbon Expressプロジェクトの計画を受け、多くの住民がその安全性や健康リスクに関する懸念を表明したと明らかにしました。そのため、McPherson Countyの都市計画委員会(Planning and Zoning Board)及び郡政委員会(Board of Commissioners)は、同Countyの管轄区域における新たなパイプライン建設を禁止するモラトリアムを承認し、South Dakota Public Utilities Commissionに提出しました。McPherson Countyが表明した本モラトリアムは、同Countyの都市計画に関する条例(Zoning Ordinance)を改正し、発効するまで有効とするとしています。South Dakota州公共放送や他のメディアの報道でも、本モラトリアムはSummit Carbon Solutionsが計画するCO2パイプライン建設を一時的に禁止するためのもので、開発のスピードを緩めることが目的としています。
Summit Carbon Solutionsは、McPherson Countyの郡政委員会でプロジェクトについて説明するプレゼンテーションを実施し、今後も土地所有者や郡からの質問に引き続き回答し、対話を続ける方針であることを明らかにしています。
詳細は以下をご覧ください。
South Dakoda州公共放送による報道
https://puc.sd.gov/commission/dockets/HydrocarbonPipeline/2022/HP22-001/comments/McPhersonCoCommission.pdf
関連ニュース
https://listen.sdpb.org/business-economics/2022-02-18/county-temporarily-bans-new-pipelines-in-response-to-carbon-capture-proposal
https://www.keloland.com/keloland-com-original/mcpherson-county-says-temporary-no-to-co2-pipelines/