三井物産、英国のStoregga LimitedとDAC事業化に向けてMOUを締結
2022年04月04日
三井物産は、CCS事業会社である英国のStoregga Limitedと大気中のCO2を直接回収するDAC技術の事業化に向けて了解覚書(MOU)を締結したと公表しました。Storeggaは欧州初となる大規模DACプラントの商業運転達成に向けた事業化調査を進めています。同プラントで回収したCO2は、開発中のAcorn CCSプロジェクトにより枯渇油ガス田に貯留することができるとしています。これにより、ネガティブCO2エミッションを実現し、過去に排出されたCO2の回収、除去につながり、実質的なCO2排出量マイナスにつなげることができるとしています。
本MOUには、DAC技術の事業化に向けた共同調査に加え、三井物産によるカーボン・クレジットの引き取り及び販売、将来的にはDAC事業への出資参画の検討が含まれています。このDAC事業の初期の顧客には、航空会社のVirgin Atlanticが含まれています。
詳細は以下をご覧ください。
三井物産によるプレスリリース
https://www.mitsui.com/jp/ja/topics/2022/1243132_13393.html
Storeggaによるプレスリリース
https://www.storegga.earth/news/2022/press-releases/mitsui-and-storegga-conclude-memorandum-of-understanding-on-commercialization-of-direct-air-capture-technology/
関連ニュース
https://www.scotsman.com/business/virgin-atlantic-link-to-scottish-carbon-capture-plans-boosted-by-signing-of-new-agreement-3626830