米国Wyoming州、電力会社によるCCUSへの適合性の分析等を含む中間基準と要件を確立するための申請を公表
2022年04月28日
Wyoming州では、住民からの電気料金を通じてCO2回収プロジェクトを助成する法案「HB0200 : Reliable and dispatchable low-carbon energy standards」が2020年に成立・施行されています。これにより、Wyoming州公共サービス委員会(PSC)は、このHB0200を早急に実行するためのルールを加えるための検討をしています。石炭火力発電を実施する電力会社を対象に、2022年3月31日までに、CCUSへの適合性の分析等を含む中間基準と要件(Intermediate Low-Carbon Energy Portfolio Standards and Requirements)を確立するための申請の提出を求めていました。
これを受け、Black Hills PowerとRocky Mountain Power(PacifiCorpの一部)がCCUSへの適合性の分析等を含む中間基準と要件に関する申請を提出しており、Wyoming州PSCのサイトで公表されています。
この中で、両社は電気料金に追加する可能性のある費用の推定を実施しており、特にBlack Hillsは大幅な追加料金(最大100ドル/月)が必要となる見積もりを示しています。一方、Rocky Mountain Powerは全ての顧客に毎月0.5%の追加料金を認めることを求めています。
なお、Black Hillは不確実性を理由に45Q税額控除をコストの試算に含めていません。
詳細は以下をご覧ください。
Black Hills PowerによるCCUSへの適合性の分析等を含む中間基準と要件に関する申請
https://drive.google.com/file/d/1M4AK-E2Jbcx78awt6JbTJbunmBCrBPIn/view
Rocky Mountain PowerによるCCUSへの適合性の分析等を含む中間基準と要件に関する申請
https://drive.google.com/file/d/1oIc2agZvV1QkT3K0R887dN7A77a8V6ev/view
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