PetronasとJAPEXによるマレーシアにおけるCCS共同スタディに日揮グローバルと川崎汽船が新たに参加決定
2022年08月16日
マレーシア国営エネルギー会社Petronasと石油資源開発(JAPEX)は、両社が1月から推進しているマレーシアにおけるCCS共同スタディに日揮グローバル(JGC)と川崎汽船が新たに参加を決定し、覚書に調印したと公表しました。本共同スタディは、マレーシアにおけるCO2地中貯留のための適地調査や技術的検討を、20か月程度の予定で実施しているもので、サラワク州ビンツルにあるPetronasのLNG基地からのCO2の回収・輸送や、将来的なマレーシア国外からのCO2受け入れの可能性などを含むものです。
Petronasと日本企業3社は、候補地におけるCO2貯留可能量の算定や最適な貯留方法などのCO2の地中貯留技術、排出量や回収可能量の試算を含むCO2の最適な回収・輸送方法、ならびに地中貯留したCO2のモニタリング手法などの具体的な評価において協力していくとしています。また、今後の実証試験や事業化を視野に入れた、経済性の試算や事業スキームの検討、CCSに関する法制度の調査なども実施する予定です。
詳細は以下をご覧ください。
JAPEXによるプレスリリース
https://www.japex.co.jp/news/detail/20220729_01/
JGCによるプレスリリース
https://www.jgc.com/jp/news/2022/20220729.html
川崎汽船によるプレスリリース
https://www.kline.co.jp/ja/news/carbon-neutral/carbon-neutral-6180135138639739540/main/0/link/220729JA.pdf